"世界最大規模の木造体育館"である、所沢体育館のノウハウを生かし、
一般住宅に向けて開発されたのが、アップルピンシステム(APS工法)です。

日本の伝統工法である「在来軸組工法」の仕口と、部材点数の少ないシンプルな金物接合金物が融合し、 さらに進化したプラスアルファの機能を持つ画期的な金物システムです。

「在来軸組工法」の仕口とは、日本の伝統的な木造住宅の木組みにおける接合部に古くから使われています。 
梁と梁、梁と柱など材と材が掛かり合う仕組みです。

木材を利用するにあたり、日本の環境の様に、気候や温・湿度度変化によっておきる膨らみや木痩せなどの性質をよく理解した仕組みです。

ただし、建物の角に位置する構造上重要な柱が、相反して仕口のために穴だらけになってしまうという欠点があります。
そこで、新しい技術として生まれた従来の「金物工法」は、この仕口に当たる部分を欠かずに金物を取り付け、 建物を緩みがない堅固のものとします。


その裏付けとして製品化するにあたり公的機関で性能試験を行い、接合部分の耐力が実証されています。
従って、構造計算で建物の強度を明確にしやすいのです。
ただし、ボルトやナットの他社の金物接合は、組立後直後からでも気候や温・湿度変化による木痩せなどで接合部にゆるみが出る場合が多々あります。

「在来軸組工法」と「金物工法」の両者の利点を概念としたアップルピンシステム(APS工法)は、仕口の寸法を規定し、開発者の着目したオリジナルな金物形状発想により部材の中央に打ちつけたアップルピンと固定するためのドリフトピンにより接合部を強化します。

接合金物部材を商品化するまでは、仕口を持つ金物部品として、 認証公的機関で加圧・引っ張り他耐力性能試験を実施実証し、 設計者・プレカット工場様が要求する構造計算や建物の強度を明確にする事が出来ます。

さらにプラスアルファの機能として、金物の設置後、金物による引き寄せや締め付けの目視管理が出来ますので、木造躯体組立上棟の時に施工者にとっても安全維持確保の最終確認がとても簡単にできます。  

「在来工法」+「金物工法」+「目視による施工管理機能」を持つアップルピンシステム(APS工法)は、 従来の「在来軸組工法」に近く、在来軸組工法を熟練した施工者であれば必要最小限の施工指導や講習で施工が可能です。
導入時の安全な施工指導ほか支援体制も、アップルピンシステムズなら万全です。

耐火性・気密性の向上と接合耐力の向上

アップルピンシステム(APS工法)は、仕口の寸法を規定し、
部材の中央に打ちつけたアップルピンと固定するためのドリフトピンにより接合部を強化しています。

従来の「金物工法」は、梁に上下のスリットが入る工法が多く、 火災の際は高熱により塑性変形した金物なってしまう可能性が高いのですが、 APS工法は、燃えシロを含めた材の中心に金物が配置されるため、 仮に火災時でも木材が炭化するのみで消防活動が開始されるまでの時間が稼げると共に梁の崩落の危険も避けられます。
仕口は在来工法の蟻掛けを基本とし、 従来の在来工法に比べ断面欠損が少ないため、木材の接合部強度が向上します。
 建築家・エンドユーザー求める無垢材の木目の美しさや意匠性を追求する工法はAPS工法ならでは。


アップルピンシステム(APS工法)は、 金物が見えない木材への内蔵型金物工法で、 木目あらわしの美しい仕上がりを実現できます。 

材料は、従来ある金物工法と位置付ける工法は集成材(エンジニアウッド)のみでした。




しかしながらAPS工法は、木目の美しさを訴求できる製材製品無垢材(KD材)の仕様が可能となった国内唯一の金物工法です。

安全の証明にもとづいた大空間を創り上げることができます。

 
 
 
 
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